第420章:責任を取らずに腹立たせる

「あなたからの電話を待っていたの。共同研究をしたがっている連中が、もう何度も催促してきてね。こちらはわざと待たせておいた――だって、うちと組みたいと言い出したのは向こうなんだから、本気度を測るいい機会でしょう」

カートはほっとした様子で答えた。

エミリーには、カートがこういう折衝を相変わらず厄介だと感じているのが分かっていた。こうしたことより、きっと彼は純粋な実験のほうが性に合うのだ。

「手を煩わせてごめんなさい。後始末はあなたが動かなくていいわ。専任でやる人を見つける。それに、新しいアイデアもあるの。新しい実験を始められるわ」

前の人生で、エミリーはいくつものプロジェクト特許を持って...

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